素直に生きること ② 究極の選択
①の記事では、
22歳のわたしの、そのままの「 勢い 」みたいなものを言葉として表現しました。
②では、ちょっと違う視点から 書いてみようと思います😌😌
『 自分に 素直に生きる 』
これは、実を言うと
かなり難しいことだと 思っている。
あれ、昨日と丸っ切り違うこと言ってますけど?
って、ぜひ突っ込んでください。(笑)
自分に素直になって、
やりたいことをやりたいようにやる。
これは、言葉だと すごくシンプルなものに聞こえるし、
うんうん、やりなよ!
と簡単に言えるかもしれない。
でもよーく頭を使って考えてみると、
実は ハイリスクを背負わなきゃいけなかったり することに気づく。
わたしたちは 毎日生きていて、
仕事の上でも、プライベートの上でも、
それぞれの立場ってものがある。
せっかく幅広い年齢層の方に
読んでいただいているので、
わかりやすい例えを出してみる。
( これなら、10代の子もわかるかな😌 )
例えば、わたしの父親のお話。
わたしの父親は、
数年前に ある大きな決断を迫られた。
『 退職金が出るけど、リストラ 』
『 退職金が出ないけど、
定年退職するまで働き続けられる 』
究極だね...
その当時、わたしの父親は40代後半。
ある程度、社内では リーダーのような立場になっていて、
若い社員たちの失敗を、
「 こういう奴がいてさ〜 」なんて笑いながら
その話を つまみとして、ビールを飲んでいるような
極々 普通のサラリーマン。
そんな彼が、
あるとき突然、究極の選択を余儀なくされたのだ。
これには相当 悩んでいた。
彼のまわりの同期たち、年齢の近い 先輩や後輩たちは、
リストラ予定のメンバーとして リストアップされ、
そのまま 会社を去って行った。
それぞれが、それぞれの立場を考慮した上での
決断だろう。
では、わたしの父親はどうしたか。
会社に残ることを決断した。
退職金が出ない上に、
お給料が減らされ、ボーナスをカットされることを知りながら、
働き続けることを決断したのだ。
あれから数年経って、
わたしたち家族が 新しい生活にも慣れてきた現在、
父親に 恐る恐る聞いてみた。
なぜあの時、同期たちと同じ決断をしなかったのか。
父親の答えは こうだ。
「 父親であり 夫である存在は、ドンと腰を据えていることで、
家族に安心を与えることもある。
お母さんが 専業主婦で、
お前が あと数年学生でいるこの生活は変わらないんだから。
まあ、独り身だったら とっくに辞めてたけどな〜!(笑)
家族がいると、守るものがあると、
時には肩書きが 安心感を与えるときもあるんだよ。
数字だけ追いかけて 損得を考えていると、
大事なものを失ってしまう時もあるからな〜。
この決断は、お金じゃないんだよ。
オレが 1番大事なものを守るための、決断なんだよ。」
と。
この言葉の ひとつひとつに、
父親として 夫として、何より男としての
「 責任感 」たるものが詰まっているような気がした。
そしてわたしが感じたのは、
『 自分の気持ちに素直になる 』って、
必ずしも 自分のことだけを考えているわけではないということ。
それぞれの立場、
立場ゆえの守らなきゃいけないもの、
100人いれば、きっと100通りの
守らなきゃいけないものだったり、大事なものがある。
そんな大切なことに気づかされた。
でも、これだけは間違えちゃいけない。
自分のことであれ、家族のことであれ、
決断している人は、
必ず『 自分の気持ちに素直になっている 』ということ。
数字だけ追いかけて
目の前の損得だけしか見えていない人は、
『 自分の気持ちに素直になっている 』とは言えない。
その証拠に、リスクを負うことを恐れている。
時には、
「 リスクを負わないこと 」それ自体が、
のちのち リスクに繋がったりすることを、
わたしたちは、忘れてはいけないと思う。
最後に。
お世話になっている方が、
こんなステキなメッセージを送ってくださった。
「 悩んだり、苦しんだりしても、
素直になってみると 意外と上手くいくって
再確認できる人は 強いですよ ^ ^ 」
今日も、それぞれの立場の人が
それぞれhappyで過ごせますように🌼(*^^*)