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香り。

 

 

 

 

 

小学生のときのお話。

 

 

通学路の途中に 公園があった。

 

 

 

そう、たしか滑り台の奥のほう、

 

他の木々と一緒になって、

キンモクセイ ” の樹木が 生えていた。

 

 

 

 

下校のとき、

公園を横切ると、キンモクセイ のいい香りが

どこからかしてきて

 

その香りを元に、キンモクセイ の樹木を

夕方まで 友達と探したことがあった。

 

 

とてつもなく、キレイに整備された公園ではなかったから、

 

両手で 草木をかき分けながら、

大きなランドセルを背に、キンモクセイ を探した。

 

 

そして、

表からは 到底 見つけるのは不可能だろうという、草木の奥のほうで

 

大きな キンモクセイの樹木を発見したのだ。

 

 

それから毎日、学校が終わると

友達と一緒に キンモクセイ の所に行って、

 

わざわざ においを嗅いでから、

それぞれ おうちに帰ったのを 思い出した。

 

 

 

 

 

最近、改めて気づいたこと。

 

 

 

自然に生えている キンモクセイ の樹木は、

 

たとえ

その樹木の場所を まわりが気づいていようが、いまいが、

 

 

もっと具体的に言えば、

 

 

通学路の 誰もが目につく場所に生えていようが、

 

整備されていない公園の

生い茂った 草木に隠れていようが、

 

 

“ 必ず ”

 

【 香り 】を放ち続けている。

 

 

 

そして。

 

 

その香りに魅了され、

キンモクセイの樹木を 探し当て

 

草木を分けて 足しげく通った

小学生の頃の わたしのように、

 

 

 

キンモクセイの香りのする元を探し当て、

そこに人々が通い、集まることで、

 

そこには、自然と『 道 』ができあがる。

 

 

 

つまり、

 

己が いい香りを放ち続けてさえいれば、

必ず誰かが見つけてくれる。

 

そして、そこには

新たな『 道 』を切り開くチャンスが 

共に現れる。

 

 

 

上手くいかないことだらけで、

 

足音はするのに、  

 

自分の居場所を気づいてもらえないまま、

通り過ぎて行ってしまうのを

見送る日々が 続いているかもしれない。

 

 

でも、腐っちゃいけない。

 

そして、途中で止めちゃいけない。

 

 

夢に向かって 挑戦していること、

世の中に 発信していること、

 

自分の【 香り 】を出し続けるからこそ、

道が切り開ける。

 

 

 

今いる場所が、

たとえ 草木に隠れて、表から見えなかったとしても、

 

魅力的な香りを出し続けている人には、

必ず、何かしらの チャンスが訪れる。

 

 

 

そう思って、

わたしも発信し続けようと思う。

 

 

 

どこからともなく、

強く、だけど どこか懐かしい、甘い香りが漂ってきて

 

姿より先に、香りで自分をアピールする

キンモクセイ ” のように。